後釜君を連れて自社工場へ。出荷間近の製品に搭載したマイコンのプログラムを書き換えるためだ。
とにもかくにも工場へ行く前に腹ごしらえ。工場まで後10分くらいの所にある支那そば屋さんへ。
ワンタン支那そば 大盛 1430円 ※現金
メニューを見て普通盛が1,100円だったので、税込みなんだろうなと思い込んでいたら違った。
自社工場をこの地に増設した直ぐに食べに来て美味しかった記憶があったので、後釜君にも食べてもらおうと久しぶりに来たのだが、1,430円は名駅の一等地でも超高い部類で、その値段には見合ってないと思う懐かし系の中華そば。手間掛けて作られているとは思うのだけど、うーん。
ま、値段はそのお店が決めるものなのでしょうがない。昼の12時半くらいに他に誰もお客さんが居なかったので、ラーメン業界も大変なんだろうなぁと思いました。
工場で来週早々出荷する製品6台の動作チェックをしながら応急処置プログラムに書き換えたが、謎は深まるばかりなり。
他にも10年20年続いている製品にトラブルが発生していて、どの回路基板も同じ外注業者さんにお願いしている物なので、そこの製造設備に問題があるのではないかと今まさにこれを書いていて思い当たった。
来週明けに直ぐにその目線でチェックを入れよう。
それにしても、なーんで私の定年退職まで1年を切ったあたりからこうなるかな。もうなんかハンパない勢いでいろいろおかしくなってるのだ。直ぐにでも前厄のお祓いに行かないといけないのか。
それからね、酔ったついでに内緒で書くけどさ、50歳過ぎた辺りから自分の仕事中(特にこんなトラブル対応中)に人に何か質問されるのがとてつもなく苦痛になってきたの。それが当たり前の仕事でこの会社ではもう34年以上色んな部署の色んな人から質問を受けるのは普通のことだったのだけど、私の席までやって来た人の質問を受ける準備を整えるまでに凄く努力を要するようになってね。前は直ぐに振り返って「はい」って言ってたのが、「(マジか)ん、ちょっと待ってねー(カチャカチャカチャ タン!ふぅ)はい、なんだった?」って感じ。
とにかくあと11ヶ月、「は?それ、聞かないと分からない?」みたいな嫌な爺になってしまわないよう、頑張ってー頑張ってーポーカーフェイスのハムサンド、いや、ハンサムでいような。
ついこないだ就任した、私より後輩で年下の二代目社長が、私の指示で手伝ってくれている後釜君に、私が近くに居ないときに邪魔にしかならないクソみたいな質問を装ったマウントを取ってきて困らせているらしい。このやりかたが、相手に言わせておいて「だよね?そうでしょ?そうだよね?」と後出しじゃんけんみたいと。
二代目社長は「卑怯が服を着て歩いているような」と比喩される男なのだけど、どうすっかなぁ。自分本位で言っちゃうと、後釜になる子が入る前に会社辞めていればこんな気持ちにならなくても済んだのに。35年近く会社に居て一人も部下を付けられなかったのにな。最後の最後でこんな気持ちにさせられるなんて。創業会長の次に古株の私だから平気だったことを後釜君が引き受けないといけないのかしら。
技術屋を営業畑の人がリスペクトしない(逆もだけど)自社製品メーカーなんてどうせ衰退する一方だけど、残る後釜君が不憫だなぁ。「鼻で笑うケンケン」なんだけど、道中忘年会の話をしたら「あ、私が幹事やります!」なんて言っちゃう良い子なのよ。ケンケンだけど。
はぁ、結局コンクール前日の今日はギターを練習する気分ではなくなってしまったな。有給取って最後の練習頑張っちゃおうかなぁなんて思ってたのに。
総裁選の結果でも荒れ狂いそうになっていた気持ちの持って行き場は酒飲むのとここにダラダラ書くことだけ。
嫌な気分が伝染しちゃったら申し訳ないっす。