おもいつかない

タイトルなんておもいつかないような日々

ドラマのカメラ

ドラマ「ハレーションラブ」を観終わった。

ドラマはシャープ製レコーダーの機能「ドラ丸」で、新しく始まるのは全部録画されるようになっている。で、タイトルや出演役者、原作者などの情報で最初の1話を観てみるか全く観ずに消してしまうか決めているのだが、恋愛ものはまず観ずに消してしまうことが多い。

ハレーションラブはタイトルに「ラブ」とあるのと、主役級の役者さん達を存じ上げなかったので観ない条件が揃っていたのだが、舞台が写真店ということで一応観てみた。

そしたら所謂「恋愛もの」では無さそうだし、主役の高橋ひかるさんがオリンパスのPEN FTというフィルムカメラを使っていて、ピント合わせや巻き上げレバーの操作が懐かしいというのもあって全話見続けた。

ドラマ自体はサスペンス系の謎解きで、恋愛ものに並んで苦手な部類だったのだが、思いの外良かった。同じジャンルで「ハヤブサ消防団」も観ていたが、それよりも印象に残ったな。特に警官役の猪塚健太さんの最終話の演技で、眼に宿る狂気が徐々に増してくる様子が圧巻で凄く怖かった。存じ上げなかったので調べてみたら愛知県瀬戸市の出身とのこと。私は生まれも育ちも名古屋だけど、瀬戸市の高校に通っていたので馴染みが深い。今後も注目したい役者さんだ。

あと、浅海恭介役の眞島秀和さんが使っていたフジのクラッセが懐かしかったなぁ。高級コンパクトカメラの最後発というか、もうデジカメに移行しているタイミングでフィルムメーカーの意地を見せて発売したカメラだったなぁ。

私は高級コンパクトカメラにすごく興味があったのだけど、コンパクトなカメラはレンズ交換式のライカM4とコニカのHEXAR RFを持っていたので、固定レンズのそれらは結局一度も手にしたことはなかった。

唯一手に入れたレンズ固定式カメラはローライ35という古い物で、そのデザインや使い方の「掟」とも言える唯一無二の構造が好きで今でも手元にある。

 

 

ドラマを観てまたフィルムで撮りたくなったという危険な状態に。