おもいつかない

タイトルなんておもいつかないような日々

ボールペン

今日は昼飯抜きなので、最近また興味がぶり返してきたボールペンのことなど書いてみる。バタバタしただけで無駄に長いので興味のない方は飛ばしてくださいね。

 

先月に新たな財布として買ったM5システム手帳のトゥジュール。

akiyoshi-u.hatenadiary.jp

財布と言いながらメモ帳も兼ねているので、当然ペンがあったほうが良い。ただ、どんなペンでも良いわけではない。M5サイズの手帳はとても小さいのが良さなので、会社で使っているジェットストリーム4&1のような大きなペンでは取り回しの良さが失われてしまう。

そこで所有しているペンで考えてみたが、外でラフに使いたいから万年筆は除外するとして、小さいのだとLamyのPICOくらいしかない。これは短くしてポケットに入れておく構造でクリップが付いていないから、せっかく手帳にペンホルダーが付いているのにポケットに入れてというのもなんだかなぁと。それに書き初めにインクが掠れる事が多いので、ちょっとメモを取るという使い方に向かないのではと思っている。個体差かもしれんけど。

 

一番右の赤いのがPICO

はてなブログを始めるまではこうやって1/2イヤーノートにiNSPiCで印刷した写真を貼って万年筆で日記を書いてニヤニヤしていた)

 

普段家で使っているペンが、右から2番目サクラクレパスのボールサインiDプラス。書き心地やデザインはとても気に入っているのだけど、実際にトゥジュールにセットしてみると、ペン自体が長いのに加えてクリップと手帳のペンホルダーとの位置関係が悪く、ダラッとした感じでなんだか不恰好。思った通りやっぱり合わないな。

 

で、ショートタイプのペンを買うことに。ネットでいろいろ調べた結果、水平や上向きでも文字を書き続けられる加圧式ボールペンのトンボ鉛筆エアプレスがメモ向きで良いのではと考えてAmazonでポチっと。右から3番目。サイズ的なバランスは悪くはないのだけど、なんで私は黄色を買ってしまったの?シックな黒手帳にカジュアル過ぎる黄色は警告色となって目立ちすぎる組み合わせで、気が引けるというか恥ずかしいというか。黒を買いなおそうかと思ってハンズに寄ってみたのだけど、なんと黒だけ品切れ。Amazonでまたポチるのもなんだか悔しい気がするのでついでにいろいろ見て回った。

 

そこで見つけたのがパイロットのバーディという手帳にセットして使う為のボールペンで、これでいいじゃんと買って帰った。先の集合写真には写っていない。撮ろうと並べているときに存在を忘れてしまうくらい地味な子だ。

https://www.pilot.co.jp/products/pen/ballpen/oil_based/birdy/

手帳用のペンなのでしっくり合うに決まっている。んが、しかし、なんというか当たり前過ぎてつまらないというか色気も遊び心もない。この辺りから目的からズレてきた。ここまで考えてきたのにここに落ち着いて良いのかそれで?と。本当に満足か?と。

 

で、またネットで情報収集。するとパイロットの「Acro500」というペンの存在を知った。アクロといえば取引先に貰った社名入りのボールペンがアクロボール150の0.7mmで、ジェットストリームの0.5mmと使い分けしつつ書き心地も同等なので重宝している。よしこれだ!とばかりにポチった。黒軸の0.3mmで写真の右から4番目。0.3mmだと型名が金色で印刷されていてとても格好いい。届いたそれで早速書いてみるが、会社で使っているアクロボールと違ってスルスル書けずに引っ掛かる感じが気になる。会社のは0.7mmなのでその差かも。手帳はスケジュール管理ではなくあくまでもメモ書きとして使うので0.3mmである必要はなかったな。というわけで、家から近い「事務キチ」という大きな文房具店へ行って替え芯を手に入れてきた。黒の0.5mmと0.7mmを1本ずつ。使い慣れた0.7mmを入れて書いてみると、うん、これこれ、この書き味よ。

もうこれで決まりと手帳に付けて持ち歩いていたが、直ぐに不満がでてきた。クリップだ。手帳のペンホルダーは革なので厚みがある。Acro500のクリップは結構硬くて短いので挿すときも抜くときもつっかえる。なのでクリップを指で開きながらでないと上手くホルダーを乗り越えられないのだ。メモを取る用途にこれは結構なストレス。ちなみに実際にメモを取るシーンはまだ一度もない。脳内シミュレーションでサッと抜いてサッと挿せないといけないと結論されているのだ。

で、壊さないように軸とクリップの接続部を指で押さえながらクリップをグイっと曲げてみた。良い感じに緩くなってサッと抜き挿しできるように。んが、緩いなら緩いで不安になる。手帳を上下に軽く振るとペンが動くのだ。やり過ぎたかと思うが緩めるのは簡単でも逆は無理。

 

そしてまたハンズへ。写真やYouTube動画で見て、イメージしていたより意外と軸が短いなと思った「ユニボールワン」を見に行くことに。

本来はショートボディの「ユニボールワンP」が真っ先に候補になるんだろうけど、クリップ位置の関係でノック側が随分飛び出してしまうのをYouTubeで見て知っていたので、早い段階で候補から外していたのだ。なので本命は「ユニボールワンF」だ。

展示してある実物を拝借して手帳に挿してみる。ノックは少し飛び出すが先端は手帳の下側と揃うので納まりが良い。写真で手帳に付けてあるのがそれだ。しかも無印のユニボールワンと違って「F」はノックがかなり重くて、親指ではなく人差し指で気軽にノックしようとすると「え?」と思うくらい。なのでノック部分が飛び出ていても不用意にペン先が出てしまう心配も無さそう。少なくとも上下逆にバッグに入れた手帳の自重でノックされることはない。こりゃぁ思ったより良いと黒ボディの「消炭」を買って帰った。

ついでに、候補から外していたと書いた「ユニボールワンP」も可愛いから一緒に買った。写真の手帳右に置いたぶどう色。

 

家に帰って早速書いてみると、黒のゲルインクの濃さにビックリした。Uniのゲルインクはスタイルフィットやシグノで知っているはずと思ったが、考えてみたらそれらは青とブルーブラックしか持っていなくて黒は初体験だった。UniではないがボールサインiDプラスも入っている芯はブルーブラック系だ。単純な「黒」がこんなに気持ちいいとは。セーラーの万年筆インク「極黒」で書いているみたい。何かで読んだが、文字を書くときは色の濃いインクの方が記憶に残るとのことなので、インクはこのまま黒で使い続けよう。

 

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というわけでトゥジュールで使うペンは「ユニボールワンF」に決定だ。後は外でメモを取るシーンが実際に訪れるかどうか。