クラシックギターのレッスン。
曲は『見上げてごらん夜の星を』
クラシック曲じゃないんだけど、編曲者がクラシックギター奏者に信頼の厚い江部賢一さん。
- 人に聴いてもらいたかったら、イントロを楽譜の音符通りに淡々とではなく、ハッタリ効かせるつもりでないと「お!」と思ってもらえない。具体的には出だしのBass音をズンッと響かせ、少しタメを作ってからその分中間は駆け足で、最後の和音は指を置き換えてでもビブラートをたっぷりと響かせる。大事なのは最初の音と最後の音で、中間はその大事な音を繋いでいるだけと思って良い。
- 歌い出しの音(みーあーげてーごらんーの「み」)はアウフタクト(弱起)としてではなくもっと大きく長くして「歌詞」の始まりとして弾く。
- フレーズの最後の音は、変化を予感させる音なら「変わりますよ」と思いながらしっかり聴かせるように響かせ、そうではない音はそっと置くような感じで。つまりフレーズ途中の音と同じ扱いにしない。
- エンディング前の三連符が続くところは、頭の音を強調しないと三連符に聴こえずテンポがズレただけになってしまうので注意。
タタタタタタタタタ♪ - エンディングで低音から高音に駆け上がるところは、最初と最後をゆっくりで中間は駆け足。普通は高音に向けてクレッシェンド(徐々に強く)するが、この曲の場合デクレッシェンド(徐々に弱く)していって最後は星空の中に消えるようなイメージで弾いた方が合うんじゃないか。
- ギターの歌わせ方で歌い方を参考にするならフランク・シナトラが最強。ジュリアン・ブリーム(有名なクラシックギターの名手)がそう言っていた。
ふむぅ。もっと褒めてもらえるかと思っていたら、まぁまぁコテンパンだった。
先日書いた曲、シューベルトの『涙の賛美』は後半かなり難しく、よっぽど腰を据えて取り組まないと厳しいと言われたので早くも断念?
どうすっかなぁ…