農業センターの公式Xで福寿草が咲き始めたと知って、実に久しぶりにカメラを持って行ってみた。農業センターまでは自宅から歩いて10分だ。
焦点距離110mm相当になるマクロレンズを付けてきたのだけど、ちょっと短かったので更に2倍にクロップして撮った。ロープが張ってあってあまり近付けないのを忘れていた。最初から180mm相当になる中望遠マクロにしておけば良かったな。
次の週から「しだれ梅まつり」が始まるので、人が少ないうちにと思ってその前に来たが、日当たりの良い所の梅も結構咲いている。
この子は下向きに咲くみたい。「ソシンロウバイ」と書いてあった。
レンズ3つ付いたiPhone にしてからカメラを手にすることがなくなってしまったが、やっぱり楽しいな。シャッターボタンに指を置いて息を止めて待つその時間を忘れていたよ。
ちなみにカメラはマイクロフォーサーズのオリンパスOM-D E-M5 Mark IIに、マウントアダプターを介して大昔のニコンAi Micro-Nikkor55mmf2.8sを付けている。当然オートフォーカスは出来ないけど、絞り優先モードで露出計が働いてくれるので充分実用できる。へそ曲がりな変人だからでは決してない。
私は長年ニコン党でフィルムカメラは何台もアホみたいに所有していた。ニコンはデジタルになってもレンズマウントを変えなかったので私も当然のようにデジカメもニコンにしたのだけど、高級機じゃないと古いレンズで露出計が一切働かない意地悪をしているのにずっと不満を持っていた。
高級機はお金がないのに加えて重いカメラがしんどくなってきたのもあって、所有しているレンズ群をデジタルで使うのは諦めようと、軽量システム化できるミラーレスNikon1シリーズを揃えることにした。が、ボディを2台買ってレンズもポツポツ買い揃え始めたところでNikon1シリーズを突然やめやがったのだ。
それが決定打となってマイクロフォーサーズに乗り換えた。まぁオリンパスもマイクロフォーサーズも風前の灯になっちゃったけどさ。
新しいニコンのボディに古いニコンのレンズで露出計が働かないのはソフトの問題なので、低価格機であってもコストアップにならないはず。マウント継承で古くからのユーザーを大事にしている振りをしておいて実は嘲笑うかのような仕様の格差は付けるべきじゃない。と思うのだけど、それは作る側の企業の思想・姿勢というものだから使う側は諦めるしかないわな。まぁプロ向けカメラのメーカーということで。