注文していたアコースティックギターマガジンが届いた。
左のは付録
ギターを始めてから一番弾いたのがポール・サイモンの曲なのは間違いない。
ニューミュージックブームでギターを始め、アリスや松山千春にさだまさし、そしてチャゲアスくらいまでは普通のギター小僧だったが、アコースティックギターの音色を求めて比較的手に入れやすいジェームス・ティラーにジョン・デンバー、ボブ・デュランから始まり（当然サイモン＆ガーファンクルもここ）、バート・ヤンシュやジョン・レンボーンなどブリティッシュフォーク。ドグ・ワトソンやクラレンス・ホワイト、トニー・ライスなどブルーグラスを漁ったり、ステファン・グロスマンからラグタイム・ギターを漁り、ライ・クーダーでボトルネック（スライドバー）を買い求めカントリー・ブルースギターまで遡って漁る。
「漁る」というのはまだインターネットもない時代なのでね。ヤングギターの臨時増刊やガッツなどギター雑誌の情報を頼りに大型レコード＆楽器店「太陽サウンドオン」で輸入盤コーナーを探しまくったり、平針レコードという個人店で取り寄せを依頼するも、ことごとく「廃盤です」「絶版です」「入手できません」と言われ続けて不発ばかりだったが。楽譜も殆ど手に入らないので比較的簡単な曲を耳コピして自己流で弾いていた。印象的なリフを耳コピしてそこを弾くだけでも充分楽しかったな。
そんな中、苦労しなくてもアコースティックギターを堪能できて楽譜も容易に手に入れられたのがポール・サイモンというわけだ。
今のマンションに引っ越すときに持っていたギターを１本残らず全て売り払って楽譜類も捨ててきたのだが、どうしても捨てられずに新居に持ってきたのがこの一冊の楽譜。
高校生の頃は学校から帰ってくると直ぐにギターを抱えてこの楽譜を開いていた。
目次には収録曲だけではなく私の青春が詰まっております。
「Baby Driver」で変則オープンチューニングの面白さを知り「Song For The Asking」で全ての弦を半音下げる隠し技を。「The 59th Street Bridge Song」で６弦だけＤに下げてベース音をグリッサンドするという発想。「Old Frends」や「Scarborough Fair」に「So Long, Frank Lloyd Wright」などを弾いてきたおかげでクラシックギターを始めたばかりでもそこそこ様になっていた。のかな？
そういえば高２のとき校内合唱大会で、当時クラスの室長だった私の権力ｗで「The Sounds Of Silence」を選び、私の弾くギターで合唱したっけ。思えばあれがギターでの初ステージになるわけか。懐かしい。
他にこの楽譜集には載っていないが、ポール・サイモンが食えない友人ギタリストの為にアルバム収録したインストゥルメンタル（今で言うソロ・ギター）の「Anji」はとにかくよく弾いたな。今でも多分指が覚えていると思う。６弦を左手親指で押さえるのと、ブリッジミュートしたベース音をミュートに負けじとサムピックで鳴らすのでクラシックギターではちと厳しいが。いかん、アコースティックギターも欲しくなってしまうではないか。
昭和57年の版だから私が17歳になる1982年か。42年前ですってよ。
４月に初版で同年11月にはもう第4版だから相当売れた楽譜なんだろうな。クラシックギターの楽譜では考えられない。文字通り「ポピュラー」なんですなぁ。
この奥付の写真で思い出したが、解散後初の「セントラルパーク・コンサート」がTV放送されたときに、VHSで録画して何度も繰り返し観てたのだけど、ある日３つ上の姉が上書き録画防止に折っていた爪にセロテープを貼ってドラマを上書き録画し、後で大喧嘩になったっけ。
それ書いて「そうか！」と思ってセントラルパーク・コンサートの日付を調べたら1981年9月だ。なのでこの楽譜はそれで企画して出版されたってことなんだな。なのでバカ売れして版を重ねてたわけか。なるほどぉ。
まぁそんなわけで、今になってもアコースティックギターマガジンで特集と知ったら飛びつきますわそりゃぁ。まだご存命なのに特集組んでくれたのが何より嬉しいな。
とりとめもなく書きながら iTunesでサイモン＆ガーファンクルを聴いております。
♪ Here I am
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昨夜11/8は妻と自宅最寄り駅で待ち合わせて冬用パジャマとパンツと靴下を買ってもらう。ついでに晩飯も食べて帰ることに。
濃厚味噌担々麺（平打ち麺・辛さ普通）
さすが専門店。うんまいなぁ。
大きな丸い茶色は自家製ポテチらしいです。最初はカリッと食べ、スープでふやかしてもうんまい。
恐らく以前平針で「膳」という居酒屋をやっていたのと同じ人の店と思うが（自信ないが膳ではランチで担々麺を出していた）つまみメニューも充実していてどれも美味しかった。アジのなめろうを揚げたのとかね。妻が直ぐにかっさらってがっついたので自分の担々麺しか写真撮れなかったよｗ
