Melodia de uma noite (ある夜のメロディ)のレッスン
- ねっとりいやらしく弾きたくなる曲だけどやり過ぎないように。
- この曲はクラシックというよりディズニー映画の歌っぽくない?『ホール・ニュー・ワールド』みたいな。それを聴いて歌い方を研究してみるとよい。
- こういう曲ではBass音はバロックや古典みたいに強めに弾かなくていい
- フェルマータで延ばすのは元の音符の2倍を目途に。やり過ぎるとダサい。
- メロディの後の合いの手のような伴奏は、間を開けたり表情を付けたりせずに淡々と弾いた方が良い
(ギターの楽譜は、音符の棒が上に出るのがメロディで下に出るのが伴奏)
続いてF.ソルのOp.35-22(通称:月光)を、プロ並みと言われるくらいクオリティを上げるべく練習していると伝えて先生に見てもらう。
- ほぼできていると思うよ。
- 古典なので、自分(先生)なら基本的に硬い音を使って弾く。(ギターのヘッド寄りではなくブリッジ寄りを弾く)
- 二分音符4弦のファ#の音がちょっと強い。それだとメロディを聴いてる人がその音に意識を持っていかれて集中できない。
- その二分音符4弦のファ#がソに変わったところは強調せずに同じ調子・音量で弾く。
斜め赤線矢印が二分音符4弦の音。「ファ#」が「ソ」に変わる。所謂「コードチェンジ」をしているのが明確になるのが二拍め表のこの音。
数年前にこの曲をレッスンしてもらった時は「はい、ここ変わりましたよっ」てな感じで弾きなさいと言われたのだけど、プロっぽい演奏だとそうしないとのこと。
なんかよくわからないし、プロが弾く動画でも「ソ」を強調している人は多いが、私自身も「なんかわざとらしくてダサい」と思っていたのでその方が良いな。
クラシック音楽も解釈の流行だったり主流・傍流の割合が変化したりひっくり返ったりしていて、今現在では、例えば映画「禁じられた遊び」でギターブームになった1970年代くらいの解釈・弾き方と随分変わったとの事。
なので、審査されるような時は別として、自分で楽しむ分には「なんか変だな違和感あるなダサいな」ってところは自分の良いと思う弾き方で構わないのだなと理解した。傍流で結構コケッコウみたいな。