雨の中クラシックギターのレッスン。
発表会用の曲を見てもらう。こんなの簡単だぁと弾いてみるも
和音を全部同じように弾いているんだよなぁ。和音に「上向き」と「下向きが」があるの知ってる?
なんじゃそら?
楽譜に描き加えるとこのように分かれるらしい。
和音の一番上の高い音だけ棒が上に出ているので、最初の和音は【ファ#】だけメロディ。【ファ#】の次がそれより音程が上がる【ソ】になるので、【ファ#】は次の【ソ】の為に控えめな音量で弾き始めないといけない。
その次の「上向き」和音のメロディ【ラ】は直前の【ソ】よりも音程が高いのでこれは【ソ】よりも大きな音。【ラ】の次はまた【ソ】なのでって、えーい、まだるっこしいな。
要は一番上の音と音を結ぶ線が描く通りに音量も上げ下げしないといけないのに、和音が含まれるメロディはそうなっていないということのようだ。確かにそう言われてみると全く意識していなかった。
しかし何年やっていても新しい曲の弾き始めは同じような注意を受けているな。
で、別のもう一曲では真逆の指摘が。
音程が7度も飛ぶ部分。(矢印)
メッチャ高い音に一気に飛ぶので矢印の音【ラ】をその前の1と書かれた【シ】よりもうんと大きな音で弾いていたのだけど、そこは小さな音で響かせた方が。と。その直ぐ次の音はまたそれより小さな音になる。と。
ふむぅ。確かに弾き比べてみるとその方が格好いいし、家に帰ってから福田進一さんの演奏を聴くとそうしているな。
曲調によって例外があるってことか。こういうのってやっぱり「センス」ってやつなんですかね?センスある人って教えられなくてもプロのを聴いていなくてもそういう弾き分けをできるもんなんですかね?
まぁでも自分にセンスがないのはしょうがないので、こうやって教えてもらったことを忘れずに積み重ねていくしかないのだけど。
この曲のこの部分での「なるほど!」と思ったアドヴァイス。
楽譜の矢印の音は17フレットのハイポジションになるが、そこまでのハイポジションになったら右手はサウンドホール付近ではなくブリッジに近い所を弾く方が響きが良い。具体的には、ブリッジと左手で押さえられた弦の長さの1/2の位置で弾くと一番倍音が出やすい。
これ確かに全然響きが変わる。しっかり覚えておこう。