おもいつかない

タイトルなんておもいつかないような日々

ギターの話

暇なので思い出話を。

 

ギターを始めたのは中学生の時。

当時はザ・ベストテンを筆頭に歌番組が沢山あった。出演するのはアイドルや歌謡曲、演歌の歌手達で、フォーク系の人達はTVには出ないと公言する人が殆どであったようだ。

そしてニューミュージックと呼ばれるジャンルが出て来て、初めてTVでギターを弾きながら歌う人達を観たのが3人組の「アリス」だった。曲は「チャンピオン」

谷村新司さんと堀内孝雄さんがギターをジャカジャカ鳴らしながら、怒ったように歌う姿がもう格好良くて、一発でフアンになってしまった。

すぐ翌日に小遣い握りしめてレコードをユニー(東海地区のスーパー。今はドンキホーテ傘下のピアゴ)に入っているレコード店に探しに行ったな。チャンピオンが入ったアルバムはまだ出ていなくて、シングルレコードを買うかカセットテープの怪しいベスト盤を買うか散々迷ってカセットテープの方を買った。自分の部屋にはレコードプレイヤーがなく、カセットなら直ぐにラジカセで聴けたから。

で、毎日何度も繰り返し聴いているうちに自分でもギターを弾いて歌ってみたくなった。

 

とはいえ中学生なので、ギターなんて自分では買えない。なので父親にお願いすると、テストで学年100番以内に入ったら買ってあげると言われた。同学年の人数は確か8組まであって330人くらいだったはずで、自分はいつも真ん中辺り。無理しなくてもちょっと頑張れば達成できそうな随分と低いハードル設定してくれた、優しい父親だったんだなぁと今改めて思ったよ。

 

この時だけ勉強を頑張って無事達成し、父親が松坂屋で買って来たのがヤマハの一番安いフォークギター。FG-15ってな型番だったはず。定価15,000円。

この時、父親から「お前が欲しいのはクラシックかフォークか?」って電話で聞かれたのを今でもよく覚えている。「フォーク!フォークギターだよ!」と被せ気味に答えたっけ。

 

買って来てくれたそれをうやうやしく受け取り、早速自分の部屋にて開封。うおぉぉ!俺のギターだ!

なになに?チューニング?この小さなピッチパイプという笛を吹いて、その音に合わせるように糸巻きを回すらしい。早速笛を吹いては回し、回しては笛を吹きとやってみるものの、笛の音はギターとは音色が全然違うので、音が高いんだか低いんだかよくわからない。

そうこうしているうちに1番細い弦がパーン!という音と共に切れた。この時の気持ちは今だに忘れられない。驚愕と絶望。何せ弦は消耗品で交換するものということすら知らなかったのだから。

 

思いの外長くなりそうなので続きは次回で。