おもいつかない

タイトルなんておもいつかないような日々

2023年最大の出来事はクラシックギターで全国大会出場

2023年最大の出来事は、ギターコンペティション中部地区大会で金賞を貰って全国大会に出場できたことだ。

 

中部地区大会は静岡市のAOIホール。

ここでは「左手で押さえて、力を抜いて、次のポジションの準備をして、左手で押さえて・・・」と頭の中でその繰り返しだけに集中して弾くことができた。押さえる時に力が入るのはしゃーないから押さえた後に力を抜く事に注意を向けようとしたのが正解だったようだ。今までにない集中力で、ゾーンに入っていたと言っていい。右手はリズムに「揺らぎ」を作ることに集中。少々のミスタッチはしゃーないと、これも事前に自分に言い聞かせてたので余分な力が上手いこと抜けてくれたと思う。

最後の最後に鼻水が垂れてきて、啜ろうか垂らしたまま弾き切ろうか考えてしまったのでミスが連続して出たが、それ以外は自分のレベルで出来る演奏としてはほぼ完璧と言って良い出来だったな。ちなみに鼻水は垂れるがまま。

地区大会はこの2023年が3回目の挑戦。過去2回は、初挑戦が「銀賞」で2回目が「銀賞」+「優秀賞」だった。優秀賞は全部門の銀賞の中から1人だけ(大人1人子供1人だったかな)貰えるもので、金に限りなく近い銀ということらしい。その2回目のときに演奏した「フリア・フロリダ」をもう一度今回も演奏することを選択し、今度こそはと思って挑んだから本当に嬉しかったな。

ちなみに金賞は1人だけというわけではなく、それに相応しいと判断されたなら何人でも貰える。その曲をちゃんと解釈できてそれを表現しようとしていることが伝わる演奏なら少々のミスはノーカンという感じかと。はっきりと順位をつけるコンクールとこのギターコンペティションはそこが一番違うところかな。

 

全国大会は東京銀座のヤマハホール。すごく立派なホールで、こんな素人のおっさんが立って良いステージではないはずなのに、機会を与えられた事に感謝ですな。

本番では、出番直前でもステージの椅子に座ってチューニングしているときでも、全然緊張しておらず、脈拍も手汗も普段通りで、「俺も場数踏んで度胸ついてきたな」と思いながら弾き始めたら全然指が動かなくてビックリした。「よし、これならイケる」と思った途端に体が固まったのではと思っている。そこからは立て直すのに必死で地区大会のように無我の境地になれなかった。

結果は銀賞。私は51〜60歳の部門で10人出場して金3人で銀2人。なので銀賞貰っただけで大したもんだと思いたいが、地区大会の時のような演奏ができていればという残念な思いの方が強いかも。

表彰式では賞状を荘村清志さん、銀メダルを小原聖子さんという2人のレジェンドに授与されて、こんな光栄な事が自分の人生に起こるんだと思ってしまった。「禁じられた遊び」で知られるナルシソ・イエペスに認められてスペインに渡った御二方ですから。草野球やっていてイチローさんに賞を授与されるみたいな?

 

銀座ヤマハでの勇姿?

フクロウの顔は合成です。目線を合わせるように撮るのに苦労した。

年の瀬に二日酔いで何やってんだか。